第1章 概要
1) 背景および目的
これまで市のオープンデータはcsvで公開されており、データ毎、分野毎にフォーマットが異なり、複数のデータを掛け合わせた分析のためにはデータフォーマットの統一化やデータの正規化等が必要で、分析準備に時間と労力、高度なデータ加工技術が必要であった。
また、市が実施するイベントに使用される店舗や観光施設等のデータはExcel等を用いて各課で管理され、効率的なデータの更新や再利用ができていなかった。
この管理者ダッシュボードは、市のオープンデータをデータベースに移行することで、データの管理を一元化して課をまたいだ利用を効率的にするとともに、イベント実施結果データやウェブサイトのアクセス解析データ等の外部データと組み合わせて、オンラインでの分析および報告書作成を行うことを可能にするものである。
これにより、データをローカル環境にダウンロードし、Excelなどのエンドユーザーコンピューティングで分析し、PowerPointや Word、HTML等の静的ファイルとして作成することなく、データ取得から分析・報告をリアルタイムで行い、データが更新される度に再作成の反復作業が発生する非効率性とヒューマンエラー発生のリスクを削減することを目的として開発・運用されるものである。
2) 対象
閲覧者: 佐野市役所の規定のネットワークに接続できる者(設定したIPアドレスからのアクセスのみ)
管理画面利用者:上記かつユーザーIDを有する者(メールアドレスとパスワードでログインが必要)
3) 利用方法
Webブラウザから閲覧および操作(スマホでの閲覧に最適化されていません。)
URL: http://sano-mirai-jp.check-xserver.jp/admin.sano-mirai.jp/
第2章 画面一覧
1) フロントエンド(閲覧者画面)
トップページ |
/ |
各主要コンテンツへのリンク |
オープンデータ |
/ category/data_field/(データ番号) |
・市のオープンデータの「データ分野」毎のページ(交通データは除く) ・データテーブル(csvダウンロード可能) ・位置データがあるものは地図表示 |
交通データ |
/transportation_data/ |
・市のオープンデータの「交通データ」のページ ・データテーブル(csvダウンロード可能) ・位置データがあるものは地図表示 |
イベント用データ |
/event_data/(イベント名)/ |
・データに設定した「イベントタグ」毎のページ ・データテーブル(csvダウンロード可能) ・位置データがあるものは地図表示 |
レポートページ |
/post_report/(レポート名)/ |
・オンライン分析レポートのコンテンツ |
キャンペーンタグページ |
/sns_campaigns/ |
各キャンペーンのパラメータ一覧 |
2) バックエンド(管理画面)
ダッシュボード |
/wp-admin/index.php |
各主要コンテンツへのリンク |
オープンデータ |
/wp-admin/edit.php?post_type=open_data |
・市のオープンデータの「データ分野」毎の編集(交通データは除く) |
交通データ |
/wp-admin/edit.php?post_type =transportation_data |
・市のオープンデータの「交通データ」の編集 |
データダウンロード一覧 |
/wp-admin/edit.php?post_type=event_data |
・フロントエンドの「イベント用データ」ページの作成 |
レポートページ |
/wp-admin/edit.php |
・オンライン分析レポートのコンテンツ |
キャンペーン一覧 |
/wp-admin/edit.php?post_type=post_pr |
各キャンペーンのパラメータ一覧 |
第3章 オープンデータの閲覧方法
1) フロントエンド(閲覧者画面)
トップページ(http://sano-mirai-jp.check-xserver.jp/admin.sano-mirai.jp/)の「オープンデータ」ドロップダウンメニューからデータ分野を選択する。
オープンデータの内容が表示される。
- 位置情報が含まれるデータには地図が表示される。
- 「CSVでダウンロードする」をクリックするとデータがダウンロードされる。
- ログインしている場合、「name」フィールド値(例:おぐら屋)をクリックすると、そのデータの編集画面が開く。
2) バックエンド(管理者画面)
ログインすると「ダッシュボード」の「オープンデータ管理」ウィジェットにオープンデータのデータ分野の一覧が表示される。
①オープンデータの管理(編集、新規追加など)
②オープンデータのダウンロード(指定したデータだけをダウンロード)
「ダッシュボード」の「オープンデータダウンロード」ウィジェットからダウンロードしたいデータ分野を選択する。
ダウンロードしたCSVデータをエクセルで編集する方法は第4章1)を参照。
第4章 オープンデータの管理方法
1) CSVデータで管理(ダウンロードした後にエクセルで編集)
- 編集したいデータが含まれているデータ分野の画面を開いてCSVでダウンロードする。(「第3章オープンデータの閲覧方法」参照)
- エクセルで空のスプレッドシートを開き、「データ」>「外部データの取り込み」>「テキストファイルのインポート」からダウンロードしたCSVファイルを選択
- 「元のファイル:」でエンコード「Unicode(UTF-8)」を選択。
4.「フィールドの区切り位置」で「カンマ」を選択。
5. 「次へ >」をクリックしていくとエクセルにデータがインポートされる。
※「このテキストファイルのデータは、1つのワークシートに入りきりません。」というエラーになる場合の対処
①CSVファイルをWordで開く。
②「エンコード方法」を「UTF-8」、改行を「改行(CR)/改行文字(LF)」にして「開く」。
③保存してから再度エクセルで外部データの取り込みを実行する。
- エクセルに取り込んだデータを修正して社団の担当者に送付する。(データのidは消去したり変更しない)idを空にしてデータを作成すると新規データとして追加される。
- 画像を登録する際は、画像ファイル名を英数字で入力する。
2) 管理画面にログインして編集
- 登録されているIPアドレスから管理画面にアクセスして、登録したメールアドレスとパスワードでログイン(管理画面のURL、ログイン情報は社団の担当者にお問い合わせください)。
2. ダッシュボードから、編集したいデータ分野を選択して編集画面を開く。
【編集できるデータ】
(画面右側のパネル)=データの分類等
- 「カテゴリー」:データ分野→一つのデータで複数のデータ分野(カテゴリー)に登録可能。
- 「タグ」:さのブランド認証品などにつけるタグ(ウェブサイトやTwitter投稿でタグ付け表示する際に使用)
- 「イベントタグ」:サノコレ!などのイベントで使用するデータにつけるタグ。(「第5章 イベント用等のデータダウンロード」参照)
(画面中央のパネル)=データテーブルの中身
- 「カスタムフィールド」:全てのメタデータを表示(社団管理者のみ使用)
- 「カスタムフィールドテンプレート」:市の職員が使用。修正したら右側パネルの「更新」をクリック。
第5章 イベント用等のデータダウンロード
- 登録されているIPアドレスから管理画面にアクセスして、登録したメールアドレスとパスワードでログイン(管理画面のURL、ログイン情報は社団の担当者にお問い合わせください)。
2. 左側のメニューから「データダウンロード」>「新規追加」。
3. 「タイトルを追加」にタイトルを記入(自分でわかりやすいものでOK)。
4. ダウンロードしたいデータのフォーマットを選択。(その他のフォーマットが必要な際は社団担当者にご連絡ください)
位置データ |
ラベル |
“ID、 名前、 住所、 電話番号、 経度、緯度” |
フィールド |
“id、name、address、phone、longitude、latitude” |
|
位置データ説明付き |
ラベル |
“ID、店舗名、説明文、住所、緯度、経度、画像ファイル名” |
フィールド |
“id、name、description、address、latitude、longitude、image” |
|
サノコレスポットデータ |
ラベル |
“ID、店舗名、説明文、住所、緯度、経度、画像ファイル名、備考” |
フィールド |
“id、name、description、address、latitude、longitude、image、tags” |
|
サノコレコレクションデータ |
ラベル |
“ID、名前、説明文、画像ファイル名” |
フィールド |
“id、name、description、image” |
5. 右側のパネルにある「イベントタグ」でフィールドに記入して「追加」をクリック→わかりやすいものでOK
- 右側のパネルにある「更新」をクリックして保存する。
- 左側のメニューから「ダッシュボード」をクリックし、「オープンデータ管理からダウンロードデータに追加したいデータ分野を選択する。
- または、「カテゴリ」または「タグ」でデータを絞り込むこともできます。データ一覧テーブルの上部に表示されている「カテゴリー一覧」または「イベントでフィルタ」から選択して「絞り込み」をクリック。選択したカテゴリー(データ分野)だけのデータが表示されます。
または、データ一覧で表示されている「カテゴリー」「タグ」「イベント」をクリックすると、同様にデータがフィルタされます。
10. データに「イベントタグ」をつける。
①複数のデータを選択(タイトル左横のチェックボックス)を選択した上で、
②上部に表示されている「一括操作」ドロップダウンで「編集」を選択し「適用」をクリックすると、一括編集画面になる。
- 「イベントタグ」に先ほどの5で作成したタグを記入して「更新」
- データ一覧の「イベント」欄に、上記で設定したイベントタグが表示されているのを確認
- 先程作成した「データダウンロード」ページを開く。
「データダウンロード」>「データダウンロード一覧」
添付 データカタログ
オープンデータカタログ(データフィールドおよびラベル名一覧)
交通データカタログ(データフィールドおよびラベル名一覧)